学生のころ、「枯木灘」をはじめとする中上健次の小説を読んだ事があります。
紀州を舞台とした、複雑な血縁と相剋の物語。根底にあるのは「路地」の構造と多面的な紀伊国の歴史です。
私は紀州に縁もゆかりもない者ですが、作品の放つ濃密な磁場に惹かれ、貪るように本を手に取っていました。
「枯木灘」において、直接は登場しないものの、物語の根源的なモチーフとして語られるのが、
「浜村孫市」です。
それは紀州熊野に伝わる雑賀孫市の伝説を限りなく意識した『神話』であり、主人公はその神話と対峙していくこととなります。
前置きが大変長くなりました。
ぼくは前述の理由で、地縁や人物の実績とは別のところで「雑賀孫市」という武将(雑賀の頭領の襲名)に思い入れがあったのですが、
これまで201xに登場した「鈴木重秀」ないし「雑賀孫一」のグラフィック(及び性能)にはいまいち心惹かれませんでした。
しかし、今までまっったく良い思い出が無かった初回10連半額キャンペーンで来てくれた彼は違ったのです。
「鈴木佐大夫」
これですよ。中上的紀州サーガで語られる神話上の人物は、これくらい容貌魁偉でなければいけない。
眼光鋭く、がっちりした体つき、尋常ならざる腕の筋肉。阿弥陀如来を唱える出陣式台詞、数珠を巻きに巻いてるのもポイント高し。
彼の体が非常に大きいことは、二天一流イベントでまつりちゃんも言及していますね。
この佐大夫こそが、自分のイメージする浜村孫市、否「雑賀孫市」に201X風アレンジを加えたものと感じられました。
そろそろニマルの話にしましょう。
彼の性能について、伊達政宗の遠い亜流とも、武田信虎の一種の後継とも個人的には感じています。
範囲役として真に信頼できるのは敵数3以下、本格的なボスアタッカーとしては当然敵数1以下。
(彼の範囲攻撃で雑魚掃討→残ったボス1体へ同時に追撃、とはなりません。仮にこれができたなら殆どの物理アタッカーが過去のものに...)
ダメージや掃討敵数の振れ幅が大きいのですが、最低限の場合のパフォーマンスを念頭に置いて使う必要がありそうです。特に強行戦等では。
固有のところをどうしようかな。
特殊系はあえて入れずに、特攻系に寄せてもいい気がしてきました。
信長の野望20XXボスの強さレビュー
サイコロジストは永久に不滅です!
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