アタッカーの数は何人が正解なのか?

ごぶさたしてます。
私はよくツイッターで、サッカー用語を直輸入して20XXを語ることがありまして、
代表的なのは「○トップ」(○には数字が入る)です。
これはアタッカーの数を指したもので、その数によって戦術が大幅に変わってくるのはサッカーも20XXも同じです。

そこで今日は3トップ~0トップの、サッカーと20XX双方の戦術を語ってみることにします。現代理論(もだんせおりー)!
(猿毛学園っていうけど猿毛城ってとてつもない山の中なんだよ)

【3トップ】
サッカーの場合...1列目にFWが3人
現状あまりメジャーなシステムではありませんが、オランダ国内では多く採用されている(らしい)です。
左右のウイングと中央のCFの3人。
言うまでもなく攻撃的。反面ボールの反対側のウイングが余りやすく、それは守備時に当然ながら隙となる。

20XXの場合...6人中3人がアタッカー
基本的には、サッカーの場合と同様に、アタッカーが3人いると1人は余りがちになると考えます。
強そうなアタッカーがずらっと並ぶと壮観ですが、その実、スキルマスは1ターンに原則2つしか出ないゲームです。(自在という例外はあるにせよ)
その2つのうち1つはバッファーやヒーラーに踏ませたい場面も多いわけで、その時余った2人のアタッカーは何をしているか?溜めでしょうか。あまり威力のない通常攻撃でしょうか。
...それはサッカーに例えて言えば、
「敵陣に向かってただ突っ立ってる状態」
なのです。
現代サッカーでは命取りとなるモーションです。
20XXにおいても、ステージが難所であればあるほど、「突っ立ってる」人が増えると厳しくなります。
1ターン中に「突っ立ってる」人はせめて1人までとして、もう1人が攻撃し、残り4人は全力で攻防バフに徹すべき...と考えます。
201X中期までは「雑魚掃討の全体or範囲」と「ボス狙いの単体」という区分けが割とかっちりしていましたが、以降は雑魚掃討とボス狙いを兼ね備えるアタッカーが充実したこと、
また兵器の充実や、強行戦の「敵数少→高体力化」の流れもあり、3トップが有効な場面は少なくなったと捉えています。
(「3トップ」の例。そのステージに必要な要素がきちんと見定められていれば、アタッカーの行動が被り気味になると気付く筈。無論、そこまで難易度の高くないステージをなんとなく周回するには楽...防御の手薄な布陣)

...と、ここまで「3トップ」をかなり否定的に見てきましたが、20XX以降は職業相性及び新職業が導入された事により、あながちナンセンスと言い切れないようにも思います。
ステージによっては有効な場面が出てくるかもしれません。異種族ボス連戦とか。

【2トップ】
サッカーの場合...1列目にFWが2人
最もメジャーな形かと思います。例えば背が低めの俊足と背の高いポストプレイヤーが組んだりすると、お互いを補いあう感じになります。

20XXの場合...6人中2人がアタッカー
個人的にはサッカー同様、2トップが基本の形かなと思います。
20XXの場合、攻撃範囲や得意種族で互いを補う形かと思います。
(2トップの例。3トップよりも守備は手厚くなりますが、本格的な守備ができるほどではないです)

このゲームはいかに自在の機を盛り込んでも、「1ターン中に使える吉兆は4つまで」となっています。
例えばボス戦で縦陣を組んで1人のアタッカーに攻撃バフを集中するとき、2トップであれば「アタッカー1+攻撃バッファー3」が吉兆を踏み、更に薬術通常バフをひとつかけることができます。
あと少しの火力が欲しい場合や、吉兆の消費を抑えて道中の攻撃を安定させたい時、この薬術通常バフが割と馬鹿にならない事は非常に多いのです。
「アタッカー2人+スキル攻撃バッファー3人(職種は相手に応じて)+薬術(最低でも1人)」が典型的な攻撃的2トップの形です。職業相性導入で薬術が不利な場面は出たといえ、今後もスタンダードな形であり続けるのかなと思います。

【1トップ】
サッカーの場合...1列目にFWが1人
FWに器用さが求められます。自分がゴールに向かうだけでなく、ボールをキープして二列目以降のMFを活かす動きもします。MFとDFの人数が多いため、守備に人数をかけられます。

20XXの場合...6人中1人がアタッカー
サッカー同様に、守備に人数をかけられるのが最大のメリットです。
時は1X後期...北条氏康(相模)、明智光秀(桔梗)、鈴木佐大夫(☆4)など、1人で雑魚掃討からボス掃討までこなすアタッカーが多く現れました。
彼らは1トップ向けのアタッカーと言えばそうなのですが...
気を付けなければならないのは、1トップとは特定のアタッカーを活かすための布陣ではなく、守備を充実させるための策だという事です。
少し上の文章で触れたとおり、攻撃バフ集中であれば2トップで十分足りるのです。
そこから敢えてアタッカーを1枚落とす目的は、明確に攻撃ではなく守備のためでしかないのです。
私は1X後期に立花道雪、北条氏康、鈴木佐大夫の3人のアタッカー育成に注力していましたが、それは強行戦で1トップの布陣をやりたかったからです。
「撤退してはならない」がルールの強行戦で、火力を保ちつつ守備を充実させ、安定した周回に持ち込む。
そこで私はしきりにツイッターでワントップワントップと呟いていたのでした。
(1トップの例。瑞渓院は毎ターンレミーによる攻撃デバフ役)

私は201X末期の強行戦において、1トップ布陣こそが最適解と考えていましたが、職業相性が導入された現在、明確に無理を生ずる場面も増えてきました。
それは今注目の☆5卜部季武なんかでも同じで(そもそも彼の場合根っこが全体アタッカーなので、強行戦向きかというとあまりそうでは無いと思うのですが)、
1トップに固執せず、柔軟に2トップと切り替えていくことが望ましいのかなと思います。
ともあれ、サッカーでもニマルでも、1トップを採用する目的はほぼほぼ守備のためなのです。

【0トップ】
サッカーの場合...1列目にFWが0人(MFのみ)
FWの居ない、割と特殊な布陣です。0トップ布陣の中央に配置された事のある選手は、バルセロナのメッシ、ローマのトッティ、2010年日本代表の本田圭佑など...
この場合、彼らはFWでなくMF(偽9番)として中盤に厚みをもたらし、他のMFの飛び出しを促す事で、相手方が誰をマークしてよいかわからない状態を作り出します。
バルセロナはともかく、2010年日本代表のそれはかなり守備的な戦術として捉えられています。

20XXの場合...6人中1人?がアタッカー
割と個人的な戦術の話になってしまいます。
2020年8月極黄龍超級において、あざらし部隊が採用したのが「橋姫=偽9番としてのゼロトップ布陣」となります。
見た目はどう考えても1トップ布陣と同じなのですが...
(実際には、橋姫の悪辣=憤怒部分を活かすため、控えの3人をスタメンに出し1ターン目で撤退してもらっています。上の5人とフレ薬術で最後まで戦う)
戊の彼女が、適宜前列or中列で守備に厚みをもたらし(呪術師=被術ダメ40%カットの前列防御行動は想像より硬かったです)、
天草のジャベリンを主砲としつつも、自らの毒込みの攻撃を仕掛けていく...そんなイメージです。
(通常、戊アタッカーはどうしても火力が不足しがちなわけで、彼女の強みは毒威力があってこそのものと考えています)

2010年日本代表における前線の選手がひたすら仕掛けながらも守備に奔走していたように、「アタッカーが攻防両方で重要な役割を担う」形を、古くは七夕お市あたりから模索していましたが、ここに来てようやく形にできた感があります。

以上、編成縛りとかは考慮していませんが、大体こんな所かと思います。
例えば11人中キーパー除く10人が全盛期のクリスティアーノ・ロナウドであっても強いチームとはならないのと同様、
どんなに強力なアタッカーを作っても、編成が偏っているとその威力を発揮できません。
開眼や特性含め強いアタッカーを作ったつもりが、思うように活躍できない...という時は、そのアタッカーを見直すより編成を見直すと解決できることが非常に多いです。
ではでは。

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